私たちは、最新の資金調達完了を発表できることを嬉しく思います。このプロセスを通じて1億ドル(約109億円)を調達し、Chainalysisの評価額は20億ドル(約2,180億円)を超えました。この資金は、事業の成長を加速させ、製品ポートフォリオを拡大し、ブロックチェーンの信頼性を構築するという使命を継続するために使用します。今回のラウンドは、Paradigm社が主導し、Marc Benioff氏の投資ファンドであるTIME Ventures社、および以前からの投資家であるAddition社とRibbit社が参加しました。

今日のマイルストーンは、暗号資産を初期から支持し普及に努めてきた多くの支持者による長年の努力によって実現しました。Chainalysisは、政府機関や民間企業の多くのお客様やパートナーと協力して、暗号資産を世界の金融システムの中で、合法的で信頼できるものにしてきたことを誇りに思います。
これまで暗号資産に懐疑的であった方も、2021年第1四半期には考えが変わったのではないでしょうか。わずか数ヶ月の間に、ビットコインの価格は初めて6万ドル(約654万円)を超えました。テスラ社やスクエア社などの大手企業は、バランスシートにビットコインを追加しました。何年も傍観していたウォール街も、モルガンスタンレーが顧客にビットコインファンドへのアクセスを提供するなど、市場に参入し始めました。カナダでは、暗号資産ETF(上場投資信託)が承認されました。1766年創業のオークションハウスであるクリスティーズでも、デジタルアートのNFT(ノンファンジブル・トークン)を6900万ドル相当(約7,521万円)のETHで売却しました。
しかし、これは数十年にわたる金融システムの近代化の始まりに過ぎません。
では、Chainalysisはこれからどうなっていくのでしょうか?
何よりもまず、素晴らしいお客様に卓越したサポートを提供し続けていきます。私たちは、不正な暗号資産活動に関する最高のデータを用いて、ブロックチェーン分析、調査、コンプライアンスソフトウェアの市場をリードし続けます。業界の規制インフラを強化することは当社のビジネスの中心であり、当社のチームはエコシステムを守るために日々努力しています。
次に、製品ポートフォリオを拡大して、新しいデータソリューションを提供します。暗号資産はデジタルネイティブであるため、従来の資産とはまったく新しい方法で分析が可能です。私たちはそこに目をつけ、以下のような顧客に対するソリューションを構築しています。
- ブロックチェーン上の顧客行動に基づいて市場開発戦略を最適化したいと考えている暗号資産事業者や金融サービス事業者
- オンチェーンデータを利用して暗号資産投資の機会を発見したいアセットマネージャーや金融機関
- オンチェーン・アクティビティを他のデータセットに接続する必要がある政府機関
そして、企業組織のすべての部門、特にエンジニアリングと現場の組織で採用活動を行っています。暗号資産に情熱を持ち、金融分析の未来を築きたいとお考えの方は、当社の求人案内の募集要項をぜひご覧ください。
これまでの歩みを支えてくださったお客様に感謝するとともに、次の展開をご報告するのを楽しみにしております。